豊原国周「明治座新狂言 児雷也豪傑譚」
- eddy wertheim
- 1月9日
- 読了時間: 1分

豊原国周
「明治座新狂言 児雷也豪傑譚」
明治31年
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本日も役者絵の紹介です。ご存知、児雷也豪傑譚より一場面。
児雷也豪傑譚は、お家再興を目指す児雷也と綱手姫が旅の中で出会い夫婦となり、宿敵である大蛇丸に復讐を果たす物語です。
アニメ・漫画NARUTOにはこの主要人物三人と同じ名前の忍者が登場することから、名前だけは馴染みがあるという方も多いかもしれません。
妖術使いの児雷也は浮世絵の題材としても度々見られますが、今回は蝦蟇ではなく、大鷲とともに描かれています。大蛇丸を探す傍らで義賊としても活躍する児雷也は、要所要所で妖術で大鷲を出しピンチを脱し人々を助けます。
この場面、歌舞伎では宙乗りという、役者が舞台道具と共に空中に舞い上がる演出が見られます。現在はワイヤーを使い安全面が保証されていますが、江戸や明治の頃は綱で役者を吊り上げていたそうですから、まさに命懸けの演出です。
大鷲に乗って現れた児雷也、3枚続に画面いっぱいに描かれていて観客が受けたであろうインパクトが伝わってきます。
ファーのような着物の羽織の部分には正面摺りが施され、太刀の柄には空摺も。鷲と児雷也と松、余白の使い方に国周センスを感じられる作品です。
商品
豊原国周 「明治座新狂言 児雷也豪傑譚」
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